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日本人とヘアカラー

2020年08月

今ではヘアカラーブームということもあって、日本人の8割近くの方がヘアカラーの経験があり、約6割の方が現在もヘアカラーをしているそうです。

日本のヘアカラーの需要は、欧米に比べるとずっと遅れていました。昭和の頃までは、髪を染める=白髪染めだったのですが、平成に入り突如「茶髪ブーム」が到来して、若い世代がやみくもに染めまくり、明るさを競っていた時代を経て、平成の後半の頃には、落ち着いてきて、日本人の肌色に似合うような色や明るさがわかるようになってきたのです。そして令和の現在は、美容師のテクニックや知識やお客様の知識とお好みも非常に高くなりました。人生100年時代と言われる今、長くヘアカラーを楽しむために、正しい知識と自分らしさで選択が必要なのだと思います。

日本人=黒髪、と言っても純粋な黒ではありません、国際基準の1〜10の段階別で、1が黒、2からダーケストブラウン〜10のライテストブロンドとなっていて、日本人は2〜6くらいの間に分類されます。持っている色素の濃さにも個人差があるので、黒っぽい方から色素の薄い茶色っぽい方まで様々で、黒っぽい方ほど赤の色素を多く持っていて、染める時には、元々の色素が影響をして同じ色で染めてもビミョーに差が出るのです。美容室では、希望色に合わせて、補色を混ぜて、余計な色味を中和したり強調したり調整しています。

「日本人の黒髪」、艶やかな黒髪は日本人の美しさの一つです。清楚でお似合いになる方もいらっしゃいます、またショートカットの黒髪をクールに演出している方もいらっしゃいます。また一方で、現代人の変化と美白ブームもあり、色白で小顔、目鼻立ちもはっきりして、手足も長くなり体型も変わってきているのが現状で、そうなると髪も少し明るめの方が似合うようになってきました。かえって黒髪だと重すぎて不自然に見えることもあります。顔色や髪の長さによってもちょうどいい明るさがあると思いますので、ご自分に似合う色を探してみるのも楽しいと思います。

それともう一つ、最近日本で白髪を個性として受け入れて、そのまま自然のままを楽しむという方もいらっしゃいます。白髪は、ではじめる時期や量は個人差があり、遺伝やストレスなどに影響されると言われています。日本人の平均は30歳前後からではじめて、30代半ばで気になりはじめて染める方がほとんどです。ずっと染め続けるか、自然のままにするかは個人の考え方次第です。美容師側からのアドバイスはどちらにしても、ちゃんとお手入れしないといけません、染めっぱなしはプリンにもなるし、退色してツヤがなくなります。自然にするのも、清潔感を保ちスッキリさせていないと、キレイには見えません。

ヘアカラーのご相談はユニヘアーまで。

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