アメリカ中西部に越してきて、この環境の違いの中でどんなシャンプーを使えばいいのか?以前にも何度か書かせてもらっていましたが、駐在員のご家族が多いこの中西部では、新たに越されてきてお住まいの方も多いと思います。
実際営業中にも、どのようなシャンプーを使ったら良いのかという話によくなります。ご承知の通りアメリカの物価はパンデミック後、高騰してしまいました。
スーパーやドラッグストアで見かけるシャンプーも以前より高くなっています。
アメリカでも日本でも、商品には、スーパーなどで買える市販の物と、美容室で買うサロン用の物に分かれます。色々試してみた結果、オススメは、日本のサロン用のシャンプーが一番です。次いで、日経スーパーで買える日本の市販の物。アメリカの市販の物は一番オススメではありません。アメリカのサロン用も、パンデミック前よりかなりの値上げで、日本のサロン用のもののほうが安いくらいです。オンラインで探されるのも良いでしょうし、ユニヘアーでもご用意しています。乾燥やダメージを防ぐ、ご自身の髪質に合ったものを選ぶとそれだけで髪のまとまりが変わります。
そこまで注意して頂きたい理由は、日本とは明らかに取り巻く環境が違います。湿度の高い日本に比べて、とても乾燥しています。冬はもちろんのこと、
一年中空調の中の恩恵で快適なのは良いのですが、夏の効き過ぎているエアコンの影響で夏も乾燥してしまいます。水質も日本の軟水に比べ、やや硬水なので、髪や肌にはあまり良くはないです。日差しも強いので春から夏にかけて髪も日焼けして傷んでしまいます。だからこそ、ヘアケアの基本であるシャンプーは髪質に合うものを選んでいただきたいと思います。
それと、日本人と欧米人の習慣の違いもあります。もちろん個人差はありますが、比較的毎日シャンプーをする日本人に対して、2〜3日おきという感じでしょうか、髪質やスタイル、人種によっては週に1回くらいの方もいます。
なので、一般的に売られている商品は、その汚れを落とすため、洗浄力が強めなものが多いと思います。もしそのようなシャンプーで、毎日シャンプーしていたら、必要な皮脂分が残らずにパサパサな髪になってしまいます。また、低価格のシャンプーには低質な石油系の界面活性剤が使われているものが多く、頭皮にピリピリとした刺激があり、シャンプーしても頭皮が痒いというのはそれが理由ということもあります。
また、髪質やヘアカラーの有無、パーマなどでシャンプーを選ぶ基準が違いますが、それとは別に、頭皮ケア(スカルプケア)シャンプーを使いたいという方もいらっしゃいます。頭皮や毛穴の皮脂や汚れをしっかり落として、頭皮のコンディションを整えるのが目的ですが、比較的洗浄力が強めなので、通常お使いになるシャンプーと、頭皮ケア用と2つ持ちで、頭皮ケアは週に1、2度くらいにするのがオススメです。またブリーチやインナーカラーをされている方なら、紫シャンプーや、カラーシャンプーを使われると思うのですが、その時も、ブリーチ毛をケアするように保湿力高めのシャンプーを通常用に、紫シャンプーは時々気になった時に使うと良いのでは何かと思います。必ずしもシャンプー1本を使うより、目的別に使い分けるのもアリですし、もしどうしても使い心地の悪いシャンプーなら、無理に使わず、もったいないですが合うものに変えることをおすすめします。シャンプーで髪のまとまりやツヤは変わります。
ご来店の際、シャンプーやヘアケアのご相談もお気軽にどうぞ。